スイートルームの許婚
私は程よく冷えたスパーリングワインを愛斗に開栓させた。


グラスの中でシュワシュワとの泡を立てる金色のワイン。



輸入物の大きなソファーに座り込み、二人でベネチアングラスをカチンと重ねた。



「ワインって感じしないなぁー」


愛斗も美味しそうに飲んでいた。


「スパークリングワインなら一緒に飲めるんだ…」


酒豪の私だけど、愛斗とは酒は飲めないと思っていたから、超嬉しい。


「私…シャワー浴びてくるね…」


「ああ~」



愛斗は座り心地が最高にいいソファーで寛ぎムード。


さぁー夜のはじまりーーー・・・



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