スイートルームの許婚
「…感じた?」



「べ、別に…」



愛斗は私の反応を一分一秒足りとも逃さない。



「その生意気な態度…ムカつく…。俺がスキならスキって素直に言いな」



「スキじゃないって言ったでしょ?」


「人の身体見て…色々…フレーズ浮かばせて…」



愛斗に言い返そうと思ったら唇を塞がれた。



身体がキスだけで、蕩けていく。



愛斗のコト嫌いじゃない…

私の中に潜む欲望を愛斗が引き出してゆく。


この間、合コンで知り合った男とラブホに行ったけど…

初めての私は激痛に耐え切れず…途中でリタイア。






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