スイートルームの許婚
20時ジャストにあっちゃんがメモリーを受け取りにやって来た。



「・・・20ページだけですか?」



「うん…まぁー」



「・・・作品の内容も…全く違ってますが…どう言うコトですか?」



「あ…さっきのはリアルティーに欠けて…」



「でも、この話…とってもいいです。昔、自分を捨てた男とのベットシーンでの女性の心情がとってもリアルに書き込まれています」



「・・・」
私は自分の心情だから、妙にテレて、はにかんでしまった。



「まぁー今夜は…これだけ…頂いて帰って…私が編集長に掛け合います…」



「ありがとうー」



「後30ページは書いてください!!」



「うん」





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