スイートルームの許婚
年配の女性のお客様3人組を愛斗が応対。



爽やかな笑顔を浮かべて、何やら説明していた。



愛斗はデスクから出て、3人組を引き連れてこっちに向かってくる。



私はヤバイと思って、柱のそばにあった観葉植物の後ろに身体を縮こませて、隠れこんだ。



おばさんに笑顔を向けるなら、私にも…



「!!?」



誰かが私の右腕をグッと強引に引き上げた。



「…カフェのウェイトレスがこんなトコで油を売ってていいのか?」



背後に愛斗の声。






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