スイートルームの許婚
濃いジーンズに黒い長Tとプライベート全開の愛斗の姿に私の鼓動は跳ねっぱなし。
「ほら、お嬢様…リクエスト通り手羽先のコーラ煮作ったよー」
凪君が私にタッパーでくれた。
「ありがとうー」
「次回先の作品は書いてるの?」
「まあねー」
「タイトルは?」
「『嫌いな許婚に囚われて』…」
「お嬢様そんなコト言っちゃっていいの?隣に許婚がいるじゃない!?」
お姉系外人・ポールが慌てふためく。
「・・・」
私と愛斗は顔を合わせた。
愛斗は無言。
キレイな眉が曲がっている。
不機嫌な証。
「ほら、お嬢様…リクエスト通り手羽先のコーラ煮作ったよー」
凪君が私にタッパーでくれた。
「ありがとうー」
「次回先の作品は書いてるの?」
「まあねー」
「タイトルは?」
「『嫌いな許婚に囚われて』…」
「お嬢様そんなコト言っちゃっていいの?隣に許婚がいるじゃない!?」
お姉系外人・ポールが慌てふためく。
「・・・」
私と愛斗は顔を合わせた。
愛斗は無言。
キレイな眉が曲がっている。
不機嫌な証。