スイートルームの許婚
あっちゃんは私に断りもなく突然、直球の質問を愛斗に投げつけた。



「え、あ…」


すがさず眼鏡の奥の愛斗の瞳が私を見据える。


私が聞いてくれと頼んだとキメつけたような鋭い眼光。



私は何も…ブルブル首を横に振る。



私と愛斗の様子をあっちゃんは逃さず見ていた。



「二人してアイコンタクトしてる?」



「「!!?」」



「私がキューピットしなくても、既にお二人で上手くやってます?それならいいんです…」


あっちゃんは愛斗にも焼きプリンを食べるようにススメた。











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