あぶない お姫様




勇次…あたしはあんた達と仲間になれて嬉しかったよ。


卓 …心配かけてごめん...


魁人…みんなを頼むね...。


蓮 …たくさん殴ってごめん..
   ...好きになってごめんね...。





廊下を歩きながらみんなに謝った。

教室に入ると自分の鞄を取り帰り支度をする。



「香織...やっぱ帰るわ...」



心配そうに見ていた香織は、



「ん...ゆっくり休んでなよ。気をつけて帰るんだよ」



と声をかけてくれた。


彼女には、体調が悪いからと嘘をついた。


やっと友達が出来たのに...


明日からもうこの学校に来る事はないだろう...
そう思い学校を後にした。




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