あぶない お姫様
部屋に入ると 携帯電話がチカチカと光っていた

新着メールが2件入っている

1件は父さんから...


『今日は 泊まり込みになるから 戸締りはきちんとしておくこと!』


今日に限って泊まり込みかよ...


もう1件は...

『さくら』

『いつもの場所で待ってる』


何の用だ...もうあたしは関係ないのに...

あたしはヘルメットとバイクの鍵を取り家を出た


ロビーまで来ると ソファに座って煙草をふかしている 金色の悪魔がいた


「こんな時間に何処に行くんだ」


と またあの暗黒の瞳をして聞いてきた


「関係ないでしょ!」

「関係ある 俺昨日と今日と 体あっちこっち痛てぇんだけど...誰かさんのおかげで」

「あれは あんたが一方的に悪いじゃん!」


金色の悪魔は首をコキコキいわせていた

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