あぶない お姫様
「コイツのバイク 後から取りに来るから」

「ん...いつでもいいわよ もう遅いし 兄さんも心配するだろうから...」

「父さん...今日は帰ってこないんだ」

「そうなの...今日はいいわ....明日お昼ごろ車持ってきて頂戴」

「わかった...借りてくね」

そう言ってあたしは 車を走らせた

「なぁ...18だったん?」

「んぁ? あぁ...ダブったんだよ あたしバカだからさぁ...」

本当の理由なんていえない...

「さくらとは どんな関係なん?」

静まりかえった車のなかで 勇次が聞いてきた

「あー ひょっとしてヤキモチかね?」

「ちげーよ! なんか 昔からの知り合いみたいに思えたからさぁ...」

感がいいなコイツ!


「さくらねぇ...父さんの弟 つまり あたしの叔父さん!」

「弟?...叔父さん?...」

「驚いた?父さんと15歳も違うんだもん...今28歳かな?あたしとは10歳違うから」

男のさくらが あたしは好きだったんだけどなぁ...

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