あぶない お姫様
次の日 さくらの車を返しに行った

『カランカラン』

とドアのベルが鳴る


「いらっしゃい! 今起きたばかりでしょう 何か作るわね」

そう言ってキッチンで朝食を作ってくれた

「おいしい!」

さくらの作る料理はすごくおいしい

「ねぇ...さく...晴馬...勇次のことなんだけど」

「やだぁ...晴馬なんて...」

「どう思ってんの?」

お節介だと思ったけど一応聞いてみた

「あの子いい子よ...11歳も違うけどね...」

「知ってたの?」

「すぐわかるわよ...あんな子達今までたくさん見てきたじゃない」


あたしはそうかって思った

晴馬は 4代目総長として強く 面倒見がいいって評判だったからね

「あの時は毎日が楽しかったわぁ...だって若い男の子がたくさんいたじゃない!」



.....その時代の面子じゃなくよかった

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