あぶない お姫様
夕方 二日酔いもおさまりかけた頃 

華に早く戻ってくるよう 

勇次に連絡を頼んだ

俺はロビーで あいつが戻ってくるのを待った


1時間が過ぎた頃 俺のバイクが見えた


「遅せぇ!!連絡して何時間 かかんだよ!」


本当は礼を言いたかったんだけど 

待たされた俺は無性にイラついていた

その言葉に華の顔色が変わり 

投げやりに封筒を渡した


「はい 鍵とメット...それと これさくらから」


それを開けてみる

「請求書!?」

「あんたが飲酒した代金だと!じゃぁね!」


なんだとぉ...確かに飲んだけど...


この金額半端じゃねぇ...


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