あぶない お姫様
「はい さくらでーす!」

...本当にコイツ男かよ?...

「あの...蓮です...覚えていらっしゃいますか?」

「...華に何かあったのね?」

「実は...」

俺が連絡するってことは 華になにかあったと思ったらしい

「さくらさん...今からそっちに行ってもいいですか?」

俺達はさくらさんから話を聞こうと思った

華に何が起こっているのか...あの人は何か知っている.....

それから着替えてあのBARへと向かった


店の中に入ると俺達の足が止まった

そこには...あの双子がいた.....

「よお!また会ったな」

「てめぇ!華を何処に連れて行きやがった!!」

アイツの胸倉を掴もうとしたその時


『ガシっ!』


ものすごい力で俺の腕を掴まれた


「...っつ...」


もう1人の双子の片割れだった


「健...やめろ」


そう言ったのはさくらさん...


今日は様子が違う

化粧はしていなく男物のスーツを着ている


今日は“女”じゃなく“男”だった


俺が言うのもなんだが.....

男としての姿もなかなかのイケメンだ


 


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