あぶない お姫様
「コイツは 大切なもんを守りたいと思っているんじゃないですか!」

魁人が口を開いた

「死ぬぞ!お前らも 華も!」

「・・・・・」

「奴の事は俺達が一番知っている...」

「陸斗も華も死ぬ所だったんだ.....」

晴馬さんが重々しく語った
死ぬ.....冗談だろ?

華が?

「上島さんが来てくれなかったら 死んでた2人とも...華は陸斗が刺されて正気を失ったんだよ.....自分も深い傷負っているのに 仲間を守ろうとして 死ぬ覚悟で向かっていったんだよ華は...奴も相当ダメージ喰らったけどな...」

「・・・・・」

「よほど華にやられたのが悔しかったんだろう...相当念持っている! だからお前たちまで巻き込みたくねぇんだよ...」

陸斗という男は冷静な態度で俺を見た

「蓮君 華を守れって言った俺が言うのもなんだけど この件にしては関わらないでくれ 」

晴馬さんが頭を下げた


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