新選組にタイムスリップ!?
隊士の皆さんが出て行ってしまい、部屋には、私と藤堂さん、2人だけになってしまった。
「すいません…。私なんかと同じ部屋で…」
「いや、別にいいんだけど…。まぁ、歳も近いし、仲良くしようぜ、千夏」
ニコっと笑う、藤堂さんを見て私も自然と微笑んだ。
「でも、総司のとこじゃなくて良かったな」
「え…?それ、どういう事ですか?」
「総司だと、何されるか分かんねぇだろ」
(何されるか分からない…?)
どういうことか分からず、私は不思議に首を傾げた。
「あの悪戯好きの顔を見ろよ。はぁ、あいつには参るよなーったく。いい年してよー」
口を尖らせる藤堂さんをみて、クスっと笑みを零した。
それに気がついたのか、藤堂さんも微笑んでいた。