新選組にタイムスリップ!?




隊士の皆さんが出て行ってしまい、部屋には、私と藤堂さん、2人だけになってしまった。




「すいません…。私なんかと同じ部屋で…」


「いや、別にいいんだけど…。まぁ、歳も近いし、仲良くしようぜ、千夏」



ニコっと笑う、藤堂さんを見て私も自然と微笑んだ。



「でも、総司のとこじゃなくて良かったな」


「え…?それ、どういう事ですか?」


「総司だと、何されるか分かんねぇだろ」



(何されるか分からない…?)


どういうことか分からず、私は不思議に首を傾げた。




「あの悪戯好きの顔を見ろよ。はぁ、あいつには参るよなーったく。いい年してよー」



口を尖らせる藤堂さんをみて、クスっと笑みを零した。


それに気がついたのか、藤堂さんも微笑んでいた。



< 19 / 22 >

この作品をシェア

pagetop