新選組にタイムスリップ!?
私は、土方さんの言葉にニコニコと微笑んでいる。
「じゃあ、失礼しま―-―…」
「ちょっと待て」
部屋を出ようとした時、私の言葉を遮られ土方さんが放った言葉に、
私はきょとんと土方さんを見つめる。
「まだ、巡回には一緒に行かせねぇ」
「え…、それってそういう…」
意味が分からない…、という顔で私は黙っていた。
一緒に行かせないって…、どういう事…?
でも、さっきは隊士さん達と一緒にって…。
私が首を傾げていると、
「えー!まだ、千夏と巡回できねぇの!?」
もの凄い勢いで土方さんの襖を開けた藤堂さんに、私は驚きのあまりびくっと体を震わせた。