手を伸ばせば、届く距離まで。



…美青年だ。


うわ、生で初めて見た。こんなキレイな男。


「うぅが…」


「だ、大丈夫ですか!?」


いやでも、誰だよ。


生徒じゃないし、教師にもこんな男いねえ。


「…痛い…胸痛い…」


「立てます?保健室に行きましょう」


仕方なく、男を支えながら、必死に保健室に連れていった。


男はマジの苦しみらしかった



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