手を伸ばせば、届く距離まで。



綺麗…


やっぱりな。圭だから…


って、ゆ、油断しないぞ。


圭を褒めたって、俺はこいつに気を許したりなんかしねえ。


「だから…俺は多分、いらない。 圭くんが、もう既に3人も助けているから」


「俺は別に…」


「圭くん、自信を持って良いんだ。 俺はある人に罪を償うためにカウンセラーをやってるが、きっと君なら…」


ハッとした顔をする栗原。



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