手を伸ばせば、届く距離まで。



華織が提案した。


いや、気分転換って…。


「よし!負けたやつ、帰りにジュースおごりな!」


「えー…」


「圭。文句はなしだぞ」


俺は気乗りがしなかったけど、二人はノリノリで始める。


拳をにぎり、


「じゃーん・けーん…」


みんなが面白さに、ニヤニヤとする。


あーあ、もう…。


「ぽんっ!」



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