手を伸ばせば、届く距離まで。

□気付くモノ




家族を失った真樹だからこそ、言えるんだよな。


そうだ…


真樹はこれから、どうやって生きていくのだろう。


「…そうだな。だったら、少し頼みを聞いてくれ」


神崎は俺に目を向け、ニヤリと笑った。


…ん?


何か悪い予感しかしない。



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