手を伸ばせば、届く距離まで。

□辿り着いた愛




――――――▼真樹side.


誰もいない家。


それでも寂しくないのは、いつも圭たちを感じているからだ


優しい声。


温かな笑顔。


俺の今の居場所が、一番の幸せだ。


―――ピンポーン。


「ん?」珍しいな。


圭か、華織か…妹ちゃんか!?あの子可愛かったなあ…。


足取り軽く、玄関に向かう。



< 422 / 557 >

この作品をシェア

pagetop