手を伸ばせば、届く距離まで。



――――――


色々あった、と思う。


俺の告白から、真樹に迷惑をかけ、華織と恋人になることが出来た。


真樹は、散々だと思い恨んでいるだろう、と思った。


しかし真樹は、屈たない笑顔で堂々と言った。


「幸せになれよ、絶対に」


華織を奪った罰は、幸せになること、らしい。


良い奴過ぎて泣くかと思った



< 442 / 557 >

この作品をシェア

pagetop