手を伸ばせば、届く距離まで。



――――――


恐る恐る開けた紙。


そこには、合否を決める文字が羅列していた。


俺の紙には―――




合格を讃える、文章があった





「やっ、…たあ…!!」


やった。


やった、やったやったやったやった!!


―――合格した!!


見れば、周りは歓声でいっぱいで、落ちた人がいるのか


泣く人や嬉む人で溢れかえり、察せなかった。


しかし



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