手を伸ばせば、届く距離まで。



結婚式は俺と久野が大暴れで、色んなサプライズを企画。


そのため、圭は大焦りで華織は大爆笑だった。


思い返しても笑える。


「…あ」


電車、もう来てるし。


何故か、あわてて乗車した。恥っず。


社会人3年にもなって、まだ幼さが残ってる…。


席に座ると、後ろから「天宮さん」と声をかけられた。


ああ、


「橘(たちばな)」



< 464 / 557 >

この作品をシェア

pagetop