青空ペダル
「最悪…きぼちわる…(気持ち悪)」
あの後、あたしは死ぬんじゃないかと思った
気が付いたら此処、駅前から少し小道に反れた所にあるカフェに来ている
此処は、雅が経営するカフェらしい。
カウンターに座り項垂れている私を見て爆笑する男
「そんなに、怖くないだろぉ。お前ヘタレだな」
言い返す気力さえ湧かずただただ睨むしかない
「まぁ、怒るなって。ほれ何食べたい?」
あたしの不機嫌さが伝わったのか苦笑いで私に聞いてくる