青空ペダル




「最悪…きぼちわる…(気持ち悪)」


あの後、あたしは死ぬんじゃないかと思った
気が付いたら此処、駅前から少し小道に反れた所にあるカフェに来ている



此処は、雅が経営するカフェらしい。



カウンターに座り項垂れている私を見て爆笑する男


「そんなに、怖くないだろぉ。お前ヘタレだな」


言い返す気力さえ湧かずただただ睨むしかない

「まぁ、怒るなって。ほれ何食べたい?」

あたしの不機嫌さが伝わったのか苦笑いで私に聞いてくる




< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop