そしていつかの記憶より
23話
「今日、文人くんはバイト?」
私がそう聞くと、猫にエサをやっていた文人くんは申し訳なさそうに頷いた。
「ああ、でも今日は早く終わると思う」
そっかあ、と私は頷いた。
数ヶ月前に付き合った文人くんは、今も変わらず優しくしてくれる。
この猫ちゃんも、そんな文人くんの優しさに気付いているから懐いているんだろう。
「いつか、今日の夕方頃って、暇か?」
「夕方かぁ・・うん、用事ないよ!」
私は大きく頷く。
その様子に文人くんが笑う。
「そっか。じゃ、バイト終わった後、会えないか?ちょっとだけでも、会いたいっつーか・・」
照れたようにそう言う文人くん。
普段はものすごくクールなので、こういう姿が見れるのはすごく嬉しい。
その反面、まだそういう表情に慣れてない私はすぐにドキドキしてしまう。
「うんっ、確か夕方まで講義があるから、その後教授に質問でもして待ってるよ」
文人くんのバイト先は、この大学の近くにある。
だから大学で待っていたほうが効率がいいと思った。
「わかった、悪いな」
「ううん」
私がそう聞くと、猫にエサをやっていた文人くんは申し訳なさそうに頷いた。
「ああ、でも今日は早く終わると思う」
そっかあ、と私は頷いた。
数ヶ月前に付き合った文人くんは、今も変わらず優しくしてくれる。
この猫ちゃんも、そんな文人くんの優しさに気付いているから懐いているんだろう。
「いつか、今日の夕方頃って、暇か?」
「夕方かぁ・・うん、用事ないよ!」
私は大きく頷く。
その様子に文人くんが笑う。
「そっか。じゃ、バイト終わった後、会えないか?ちょっとだけでも、会いたいっつーか・・」
照れたようにそう言う文人くん。
普段はものすごくクールなので、こういう姿が見れるのはすごく嬉しい。
その反面、まだそういう表情に慣れてない私はすぐにドキドキしてしまう。
「うんっ、確か夕方まで講義があるから、その後教授に質問でもして待ってるよ」
文人くんのバイト先は、この大学の近くにある。
だから大学で待っていたほうが効率がいいと思った。
「わかった、悪いな」
「ううん」