俺のクラスの苦手な男女!?
「は~い」

持ってきたノートに練習メニューを書き込んでいく。

さっきまで、笑い合っていた皆は真剣に練習をしている。

「梓ちゃん、」

「はい」

「パス出せる?」

「はい」

これでも、元バスケ部。

「じゃあ、はいって言ったらパス頂戴」

「はい」

どうやら、あたしがパスしてシュートに結びつける練習らしい。

「はい」

片手を挙げて呼ぶ声にあたしは、パスしていく。

それが終わり「休憩ー!!」という大輝先輩の声に皆は、お茶を飲みに行く。

あたしも、少し動いてのどが渇いたけど・・・

「梓、茶は?」

飲みながら、聞いてくる要。

「忘れた」

「ははっ マジかよ」

「うん」

「俺のやるよ」

横から来て、さっと渡してきた竜也。

「えっでも、竜也のなくなるんじゃ・・・?」

「いいから、それ飲んどけ」

「うん ありがと」

何だかんだ言って、優しい竜也。

最近はあたしにも、優しく話してくれる様になった。
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