生まれ変わってもキミが好き【完結】
:
.
*
。
・
+
.
。
*
・
.
先週あった中間考査の結果が次々返ってくる中、
あたしは他の教科の点数は目に入らないほど、数学の結果に落ち込んでいた。
だってだって!
他の教科は、良い出来だったとはいかないけど、赤点だけはまぬがれたのに!
でも数学は……っ!
「うわー。小鳥遊さん、マジで数学苦手だったんだね」
「わっ! ふ、深田くん……っ」
慌てて答案を伏せたけど、もう遅い。
見られた!
この史上最悪の点数を!
あたしの後ろから手元をのぞきこんできていた深田くんと、清春。
2人とも、気の毒そうにあたしを見てくる。
「凛。さすがにその点数はヤバくない? おばさん怒るよ」
「もうとっちゃったもんはしょうがないじゃぁん。そうだ清春、答案交換して! 名前のとこだけ書き換えて!」
「絶対イヤ。そんなことしたってすぐバレるんだから、あきらめな」
「薄情者~っ」
今日晩御飯抜きになっちゃうかもなあ。
海老フライって言ってたから、楽しみだったのに~。
.
*
。
・
+
.
。
*
・
.
先週あった中間考査の結果が次々返ってくる中、
あたしは他の教科の点数は目に入らないほど、数学の結果に落ち込んでいた。
だってだって!
他の教科は、良い出来だったとはいかないけど、赤点だけはまぬがれたのに!
でも数学は……っ!
「うわー。小鳥遊さん、マジで数学苦手だったんだね」
「わっ! ふ、深田くん……っ」
慌てて答案を伏せたけど、もう遅い。
見られた!
この史上最悪の点数を!
あたしの後ろから手元をのぞきこんできていた深田くんと、清春。
2人とも、気の毒そうにあたしを見てくる。
「凛。さすがにその点数はヤバくない? おばさん怒るよ」
「もうとっちゃったもんはしょうがないじゃぁん。そうだ清春、答案交換して! 名前のとこだけ書き換えて!」
「絶対イヤ。そんなことしたってすぐバレるんだから、あきらめな」
「薄情者~っ」
今日晩御飯抜きになっちゃうかもなあ。
海老フライって言ってたから、楽しみだったのに~。