生まれ変わってもキミが好き【完結】
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先週あった中間考査の結果が次々返ってくる中、


あたしは他の教科の点数は目に入らないほど、数学の結果に落ち込んでいた。



だってだって!

他の教科は、良い出来だったとはいかないけど、赤点だけはまぬがれたのに!



でも数学は……っ!




「うわー。小鳥遊さん、マジで数学苦手だったんだね」


「わっ! ふ、深田くん……っ」




慌てて答案を伏せたけど、もう遅い。



見られた!

この史上最悪の点数を!



あたしの後ろから手元をのぞきこんできていた深田くんと、清春。


2人とも、気の毒そうにあたしを見てくる。




「凛。さすがにその点数はヤバくない? おばさん怒るよ」


「もうとっちゃったもんはしょうがないじゃぁん。そうだ清春、答案交換して! 名前のとこだけ書き換えて!」


「絶対イヤ。そんなことしたってすぐバレるんだから、あきらめな」


「薄情者~っ」




今日晩御飯抜きになっちゃうかもなあ。


海老フライって言ってたから、楽しみだったのに~。

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