生まれ変わってもキミが好き【完結】








芽衣子と別れて、家に帰ってきたあたしは。

自分の部屋のベッドで、濡れタオルを目の上に乗せながら横になっていた。


泣きすぎて、目が真っ赤なうえに、パンパンに腫れちゃったから。



おかげで頭はガンガンするし、喉もガラガラですっきりしてないけど、

心はとっても晴れやか。


なんていうか、あたしの真ん中に、ずんと重い塊がずっとあったんだけど。

それが芽衣子とまた親友になれたことで、冷たい塊が溶けて、軽くなった感じなんだ。



親友って、いいものだね。


本当に、芽衣子に会えて、よかった。




「凛?」


「わっ!? あ痛ぁっ!」




突然、目の上に置いていたタオルが消えて。

代わりに清春のドUPが現れて、びっくりして飛び起きたら、


思いきり清春のおでこに頭突きするはめになった。

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