生まれ変わってもキミが好き【完結】
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制服が、夏服に変わった。

あたしと清春は仲違いをしたまま、6月に入った。



朝は一緒に登校してるけど、帰りはほとんどバラバラ。


あたしはユキたちと過ごすようになって、清春は深田くんや、他のクラスの女子たちとどこかに遊びに行くようになった。



正直、寂しい。


でもそれ以上に、ムカついてる。



だって、あれって絶対に、あたしへの当てつけだもん!


あたしが日下先生や芽衣子のことを隠してるから、その当てつけに、清春もあたし抜きで他のコと遊んでるんだ。



なんて奴!

いままで散々、凛、凛ってあたしの後ろをくっついてたくせに。




「凛は行く? 凛が行かないなら俺も行かない」




何度このセリフを聞いてきただろう。


おかげであたしは小学生の頃から、たくさんの女子たちに睨まれてきたんだよ。



それなのに……ああ、ムカつく!

バカ清春のせいで、1人でテスト勉強しなきゃいけなくなっちゃったじゃん!

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