生まれ変わってもキミが好き【完結】
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次の年の春。
よく晴れた日の日曜の午後。
あたしはある場所の道路脇の、ガードレールに腰かけて、少し先の景色を眺めていた。
隣りには、相変わらず髪の色を銀に染めた幼なじみ。
「そんなに気になるなら、芽衣子さんに言えば凛も入れたんじゃないの」
「行きたかったけど、あたしがいたらどう考えても、おかしいでしょ?」
「だからって、わざわざこんな所まで来るのもおかしいと思うけど」
少し不機嫌そうに言う清春。
嫌ならついて来なければいいのに。
こういうところも、相変わらずだ。
「だって見届けたいじゃん」
「ふうん。幼なじみの義務ってやつ?」
「拗ねないの! いいでしょ、遠くから見守るくらい。
暇なら清春は帰っていいよ。どーせ眠たいんでしょ?」
「人をナマケモノみたいに言わないでよ」
「だって、実際そうじゃん」
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次の年の春。
よく晴れた日の日曜の午後。
あたしはある場所の道路脇の、ガードレールに腰かけて、少し先の景色を眺めていた。
隣りには、相変わらず髪の色を銀に染めた幼なじみ。
「そんなに気になるなら、芽衣子さんに言えば凛も入れたんじゃないの」
「行きたかったけど、あたしがいたらどう考えても、おかしいでしょ?」
「だからって、わざわざこんな所まで来るのもおかしいと思うけど」
少し不機嫌そうに言う清春。
嫌ならついて来なければいいのに。
こういうところも、相変わらずだ。
「だって見届けたいじゃん」
「ふうん。幼なじみの義務ってやつ?」
「拗ねないの! いいでしょ、遠くから見守るくらい。
暇なら清春は帰っていいよ。どーせ眠たいんでしょ?」
「人をナマケモノみたいに言わないでよ」
「だって、実際そうじゃん」