生まれ変わってもキミが好き【完結】
「凛?」
清春の手が、額に当てられる。
ひんやり冷たくて、気持ち良い。
ついその手に、すり寄るようにしてしまう。
「凛、熱ない?」
熱?
知らない。
ああ、でも、熱いかも。
体も、頭も……クラクラする。
クラクラがグルグルになって、前も後ろも上も下も、なんにもわからなくなった。
「凛!?」
清春の胸に、飛び込むように倒れた。
あー……しんどいなあ。
しんどい。
すごく、しんどい。
目を閉じる直前、驚いた顔の日下先生が見えて。
なぜか手を、伸ばした気がした。
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