哀。愛
「何々?盛り上がってんじゃん。もう終わった?」

そう声をかけてきたのは、私の気になる人。





「おわっ!びっくりした!まぁまぁ終わったよ。」
緊張しちゃって変な声出ちゃったよ。こっちの事変に思っちゃったかな・・・

そんなことに陽は笑いを必死にこらえてる。




「何!陽!!笑うんだったら笑えばいいじゃん!!」

「ブハハハハハハハハ!!!!!!」

「そこまで笑わなくったっていいじゃん!」

「まぁまぁ、そんな争うでない。それより終わるの早いな。俺らまだ目標決まっただけだよ。」


ちょっと褒められちゃった。嬉しくて、なんて返せばいいのかわかんない。





「柏木は決まった時から、ずっと考えてたもんな。そりゃあ早く話も進むわ。」


確かに、表彰される前からもう決まっていて、どんな委員会にしようかずっと考えてた。




でもまさかそんなに見られていたなんて。


嬉しいけど、なんか恥ずかしくなってきた/////



「そうだったの!!見られてたなんて全然気付かなかった。」





やっちゃったよ。もっと素直に「ありがとう。」とか言えればよかったのに。










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