恋しても、愛しても、夢は見ないから
リビングから出て
すぐ隣の部屋のドアを開けると、
そこは聖の寝室になっている。



私たちは会うと大半を
この部屋で二人で過ごす。



モノトーンのベッドカバーやシンプルな家具が
必要最低限にしかないこの部屋は
すごく聖の雰囲気に合っていた。


そこはいつも
とても居心地が良かった。





< 19 / 119 >

この作品をシェア

pagetop