恋しても、愛しても、夢は見ないから

煽るようにゆっくりと
”優しくして”と訴える。


優しく触れる手と、
徐々に余裕を無くしてく仕草に

自分の優位を確信する。




人の温もりを補充するには
わかりやすくて手っ取り早い行為だった。




それはすごく不実で
相手は誰でもよかった。






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