恋しても、愛しても、夢は見ないから


最初はふざけ半分だった。


携帯を拾ってもらったし、
あの日慰めてもらった言葉が
とても素直に心にきて嬉しかったから…



もうちょっとだけ
話したいと思ったの。



でも…いつの間にか、
重ねる会話とメールの数だけ、
どんどん心の中をじわじわ浸食してく感じになっていた。



それが大きくなればなるほど
聖を傷つけ、私を苦しめる。



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