First☆love
「…先輩。でも…。」


「なら、雑誌には掲載しないよ…。そのかわり記念に…ね?」


「ありがとう!」



「じゃぁもっとくっついて!ん~いいねぇ。」


パシャッ!

内心俺の心臓はバクバクだ。


こんなに近くに美優がいるなんて…。

「じゃ、写真はいつのものようにして、送るから!」


「はい。お願いします。」


美優はいつもこんなことしてたんだ…。


大変だろうな…。


「美優…お疲れ様。」


「えっ?!…いえ…。先輩もありがとうございます。」


「いやいいよ。…てか写真…俺にもくれる?」


「…あっじゃぁ、出来上がったら持ってきますね。」

「…よろしく。…ってどうしたの?顔真っ赤…。」



美優の顔はこれでもかってくらいに真っ赤になっていた。


「…だって…先輩が…私のこと…美優って…呼んで…くれたから…。」


「えっ…あぁ。悪い…。」



俺までつられて赤くなりそう…。

「いえ!…美優で…いいですから。」

「そお?…なら…美優って呼ぶよ。」


「…はい///」



真っ赤になりながら頷く君…。


…可愛すぎる。



「帰ろうか…。」

「はい。」


2人でもと来た道を帰り始めた。


「今日はありがとうございました。」

「いや俺も楽しかったから…。じゃっ…。」


「先輩!…また明日。」


「…?おうっ!」


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