First☆love
Ⅱ.気持ちの変動
......告白
朝学校に行くと私の靴箱には、一つの紙切れが入っていた。
《放課後教室で待ってます。山下隆文》
山下君は同じクラスの子で、女子に人気がある。
なんか用事かな?
私は、不思議な気持ちになりながら教室に向かった。
そこには珍しく愛美ちゃんが来ていたので、昨日私が雅章先輩のことばかり考えてしまったこと、雅章先輩のことを思うと胸が苦しいこと、これが恋なのかもわからない。
そう相談した。
「うん。段々美優もわかってきたんだねぇ。進歩したのよ。」
「進歩?」
「そ…子供から大人へと気持ちが切り替わってきてるのよ。大切な人を見つけるための…ね?」
「…うん。」
「…一つヒント…周りの男子と雅章先輩を比べてみなさい?」
「周りの男子と…雅章先輩を?」
「そ…。てっとり早いと思うわよ?」
「ありがとう…。」
「いえいえ。」
愛美ちゃんはものすごく大人だ。
きっと恋したことがあるんだと思う。
私は授業中ぼぉ~と空を眺めていた。
たまに先生に怒られちゃったけどね。
放課後はすぐに来た。
私は約束通り山下君を待つことにした。
同じクラスなのにどこに行ったんだろう。
ガラッ
誰もいなくなった教室のドアが開いた。
《放課後教室で待ってます。山下隆文》
山下君は同じクラスの子で、女子に人気がある。
なんか用事かな?
私は、不思議な気持ちになりながら教室に向かった。
そこには珍しく愛美ちゃんが来ていたので、昨日私が雅章先輩のことばかり考えてしまったこと、雅章先輩のことを思うと胸が苦しいこと、これが恋なのかもわからない。
そう相談した。
「うん。段々美優もわかってきたんだねぇ。進歩したのよ。」
「進歩?」
「そ…子供から大人へと気持ちが切り替わってきてるのよ。大切な人を見つけるための…ね?」
「…うん。」
「…一つヒント…周りの男子と雅章先輩を比べてみなさい?」
「周りの男子と…雅章先輩を?」
「そ…。てっとり早いと思うわよ?」
「ありがとう…。」
「いえいえ。」
愛美ちゃんはものすごく大人だ。
きっと恋したことがあるんだと思う。
私は授業中ぼぉ~と空を眺めていた。
たまに先生に怒られちゃったけどね。
放課後はすぐに来た。
私は約束通り山下君を待つことにした。
同じクラスなのにどこに行ったんだろう。
ガラッ
誰もいなくなった教室のドアが開いた。