First☆love
先輩…


ずっとこの腕の中にいたい。


心からそう思った。



「そろそろ…帰るか…?」



…もう?



嫌…。




「先輩…もう少し…このままで…。」


「わかった。」




その後しばらく私達2人は無言でいた。







それからどれくらいたっただろうか…。





日も完全に暮れてしまった。



「…先輩…もう大丈夫です。」


流石に先輩に申し訳ないと思ったので、先輩に声を掛けた。


「そっか…。」


名残惜しそうに離す手…。




「…先輩…ありがとうございました。」


「次はすぐに言え…力になるから…。」


「…はい。」





私は、日曜日のことは言わなかった。








これ以上迷惑はかけたくない。






きっと先輩は着いて来るって言いそうだから…。





先輩…ありがとうございます。




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