First☆love
Ⅲ.最終章

......心臓の音

今日愛美ちゃんにきちんと報告をした。



昨日のこと…。


すると愛美ちゃんがいきなり謝ってきて…愛美ちゃんが雅章先輩に言ってくれたみたい。



ありがとう愛美ちゃん。



お陰で私は好きな人と一緒に帰ることができました。



「やっとわかった!?てか今までわからなかったの?!」


「…もうひどいなぁ。進歩したんだから…!」



「あぁ~はぃはい。」



「…でもさ、好きってわかったらどうしたらいいのかな?いつも通り接するものなの?」



初恋だから何もわからない私…。




だから愛美ちゃんは優しくゆっくり説明してくれた。



告白しなさいと…。




そんなの無理!!無理!!




だって昨日の今日で言える訳がない…。



第一振られたらこの関係が崩れそうだ。



私は半分愛美ちゃんに逃げながら、保健室に行った。







ん?誰かの話し声がする…。




「…でも、そんな好きなんて言える訳ねぇよ…。」





好きだとわかった、雅章先輩の声…。


鈍い私でもすぐにわかる…。



雅章先輩は誰かが好きなんだ。



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