ヤキモチダーリン
学校が近くなるにつれて、桜川の生徒をたくさん見る。

「高瀬さんが連れてる女やばくないか。」
「俺あの子がいいわぁ」
「お前には落とせない。俺がやる」
そこら辺でそんな声が聞こえる。


「高瀬さん中城さん、おはようございます!別嬪連れてますね。」


すごーい!!
高瀬さん、中城さんだってぇ。
高校でも上のランクなんだ。
まぁ、中学からの悪だもんね。


「お前等、コイツ等二人はナンパするんじゃねぇぞ。
…もしやってみろ、ただじゃすまねぇからな。

全員に言っとけ。
ヤリたけりゃ、違う女にいけ」
声のトーン、めっちゃ低いじゃん!
いつもの晃君じゃないね…。
ちょっと怖い。


「なんか、晃君すごいオーラ感じちゃうね。」
彩香は私にそっと呟いた。






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