ホストーカー 【完】




店内はまるでダイヤモンドが散りばめられたかの様にキラキラと輝いていた。


ミラーボールに、シャンデリア、壁にはめ込まれた宝石?クリスタル?

…は?……写真…………?



「何これ!?」



綺麗な額縁で飾られた綺麗な顔したチャラ男達、が壁には飾られていた。



「もしかして…!」



私はこの場所にピンと来て、コウさんを見た。

しかし、コウさんは写真を見つめていた…自分の……。



「これ、結構映り良くないかな?」


「あは、いつもより三割り増しで目が大きいですね。」


「そう?ありがとう?」


「いえいえ………ってそんな事言いたいんじゃなくって…!」



「ねぇ、見て美麗ちゃん?この人、とっても綺麗でしょ?」



そのコウさんの一言で答えに辿り着いた。



それは、他のと違って、一際大きく豪華な額縁に飾られている。


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