君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
3年ぶりの結城家は、笑顔に溢れていた。


「すげ-な、同じ顔が二つだ。」


「こっちが結菜(ゆな)、こっちが郁哉(ふみや)だよ。

 男の子と女の子だもん同じじゃないんだから。」


「すっかりママの顔だな菜々美。

 結婚式とかしないのかよ。あんなに派手に婚約式したのに」


「まあ、できちゃったから、まあめんどくさくなっちゃって。」


「菜々、ゆなふみ連れて行っていい?」


「うん、落とさないでね。」


「大丈夫だよ。」


「あれ愛菜か?でかくなったなあ」


「もう6歳だよ、小学生。」










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