君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
アパ-トに帰ると万里が部屋の前で待っていた。

「先生!」

俺の姿を見つけると嬉しそうに駆け寄ってきて、

「ひさしぶりだなあ、髪の毛切ったのか。」

隣に住んでいるのに、会わなかったのは、

万里が普通に学校に通っていたことと

俺が意識的に会わないようにしていたからだ。

「うん、似合うでしょ。」

髪を切って、セ-ラ-服を着た万里は、

中学生らしく、かわいらしかった。

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