君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
はじめは、事務的な報告を淡々としていたが、


ちょっと突っ込むと、


感情をむき出しにして


気持ちを話し始めた。


不安なのか、


辛いのか、


感情に流される菜々美を諦めの気持ちで見つめていた。


郁人が好きでたまらないと全身で訴える菜々美に


俺は、目をそらすこともできずに受け止めるしかなかった。


そこへ郁人がやってきて


おれは、その場を任せ退席した。


もう、入る隙間などないことは、明らかだった。





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