君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
泣き崩れてボロボロの菜々美を


郁人は連れて帰った。


残された俺は


会長に報告し、


社内メ-ルを流すために


広報部と検討しながら俺が作成した。


自分の仕事ではないのだが


菜々美を少しでも守りたい気持ちが


俺を動かしていた。


傷を広げるような行為を続ける自分を自嘲しながら。







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