君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
出会ったころからの気持ち、



見つめてきた気持ち



そして今の思い。





「春日、なんで、そんなこと。」


菜々美は、ショックと驚きで

座り込んでしまった。



それでも俺は続けた。




「ごめん、菜々美最後にするから聞いてくれ、

菜々美、俺は、菜々美がずっと好きだった。

いつだって、独り占めしたいと思っていたんだ。

でも、卒業するよ。郁人と幸せになれよ。」




俺の精いっぱいの告白だった。



菜々美にはショックだったかもしれないが

こうでもしないとお俺は前に進めないんだ。




ごめんな菜々美。


本気のサヨナラだ。

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