君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
「なんで、二人でいるの?」
会社の前で菜々美を待っていると
走ってきたのか、
息があがって、はあはあさせていた。
郁人は
「菜々美の部屋、決める大事な場面に俺がいないなんてありえないだろ。」
とオ-バ-アクションをしたので、
俺も
「郁人は過保護だから。」
と、笑いながら
「俺は、野次馬。おもしろそうだから。
それに今回の発端は俺だし。」
とつけたした。