君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
あたしが日本に戻ってから

2週間が過ぎた。

あたしが告白してから

先生には会っていない。

10歳も違うあたしの告白など

先生には邪魔なだけだったかもしれない。

でも、あの日のキスが甘かったから

先生もあたしに気持ちが向いていると

そう信じたい。

「綾波春日」

表札の名前をつぶやく

ガチャッ

扉が開いて先生がいた。


目を丸くして驚いた顔をしているが

少し困った顔が重なっている。


「先生、あたし、、、、

 こっちの高校に合格したよ。

 編入できたから明日から通うんだ。」


「そっか、よかったな。」


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