君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
「串枝、俺はもうお前に想いを残していない。

 佐伯の事も関係ない。

 しばらくは、そういう人を作るつもりもない。

 増して、お前に行くことは無い。」


もし萌香が言うようにあいつを傷つけていたのだとしたら

責任の一端はあっただろうが、

あれが浮気でないと言われて信じるほど

俺は甘い男ではない。

一人ならまだしも三人と同時に付き合いながら、

郁人にまで手を出そうとしていた。

それを気を引くためと片付けられる男が何処に居る。


はあぁメンドくさ~

大きなため息をついた俺に、、


「戻らないのは、結城君が副社長の娘と結婚するせいじゃないでしょうね?」


!!!


「萌香おまえ何でそんなこと知ってるんだ。」


「あら、あなたも知ってたの?

 やっぱりね、

 佐伯さんがフリーになるのを待ってるってことなのね。」


「お前それどこで聞いた?もっと詳しく話せ!!」





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