君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
1次会は終わり、

2次会へ繰り出そうとしたとき。

帰ろうとしている菜々美を見つけた。


「送ってくよ。」

と声を掛けると


「いいよ。主役は2次会行かなくちゃ。」


「送ったら戻るから、話がある菜々美。」


「困るよ、春日、みんなが変に思うし、串枝さんが、」


といって、口ごもる。


萌香め、今度は菜々美にちょっかい出し始めたな


「萌香が、お前に何か言ってきたのか。」


「いやいや、何もないよ。付き合ってたかな~って。」

菜々美、嘘へたすぎ。


「そうか、嫌な思いさせてごめん。

 あいつには話すよちゃんと俺が振られたことは。

 まあ、あいつに戻ることは無いけど。」


「そうなの?すごく春日のこと好きそうだったよ。」


「どうかな、俺二股かけられ捨てられたんだけど。

 体の関係っていうか持てればよかったし

 そんなに好きじゃなかったし、普通に別れたんだ。

 俺は菜々美が好きだったから。

 たぶん、出世して惜しくなったんじゃないかな。」


なんか、俺べらべらしゃべりすぎ、動揺してるんだろうな。

菜々美かなり引いてるし、、、

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